
特定調停は、多重債務で破産をする前に債務者を救済する制度です。
特定調停は、平成12年2月に施行された新しい債務整理の方法です。
いろいろな所からお金を借りていると、毎月の返済額も大きくなり返済が滞り始めてきます。
自己破産の様に返済不能の状態になる前に債務者を救済しようと作られた制度なのです。
特定調停は、あなたとキャッシング会社の間に裁判所が入り、今後の返済に関して交渉をしてくれます。これによって毎月の支払金額の減額や返済総額が減額されますし、交渉後は利息なしでの返済となるので大幅に返済状況が改善されることになります。そしてこの減額された借金を以後、3年間で返済するというものです。
また所有している財産を処分する必要が無いので持ち家や自動車などがある人が手放すことなく債務整理ができる方法でもあるのです。
それはキャッシング会社がグレーゾーン金利で利息を取っているからなのです。
法律ではグレーゾーン金利は、条件を満たした場合でしか認めていません。
ですので、利息制限法という本来あるべき利率で計算し直すのです。
(※これを引き直し計算といいます。)
それも契約当初にさかのぼって。ですので引き直し計算をすると、利息制限法を超えて支払いすぎている金額が分かり、それを現在の残高から差し引くことで借金の減額交渉をしていくのです。5年を超える取引年数がある場合には、借金がゼロになるというケースもあります。
この特定調停を利用できるのは、定期的な収入のある人になります。
調停後に返済を続けていかなければなりませんから当然のことですね。
リストラなどで職を失い、収入が見込めない人は自己破産などの検討をしなければならないでしょう。
また特定調停は、利息制限法に基づいた利息の支払いをした場合に減額が図れるというものですから、もともと利息制限法の範囲内の金利のキャッシング会社で借りているという人は、減額されることはありませんので別の債務整理を検討する必要があります。